目次
ブランドコミュニケーションとは
ブランドコミュニケーション5つのステップ
ブランドコミュニケーションの手法
ブランドコミュニケーションの成功事例
ブランドコミュニケーションとは
ブランドコミュニケーションとは、企業やその商品・サービスが持つブランド価値を消費者に効果的に伝え、消費者の心の中でブランドの評価を高めるための活動です。
いくら商品が優れた機能を持っていても、その価値が消費者に伝わっていなければ、商品を思い出せなかったり、ブランドに対する信頼が欠けている場合、消費者は購入に至りません。
ブランドコミュニケーションは、消費者が自社のブランドに対してどのような印象を持ち、どのように評価しているのかを把握した上で、企業が意図するブランドイメージを消費者の心に根付かせるための手段となります。
ブランドコミュニケーション5つのステップ
ブランドコミュニケーションを考える際は、5つのステップに分けられます。
STEP 1. ブランド価値の調査
まずは、ブランドが消費者にどのように認識されているか、またはどのように評価されているかを把握するための調査を行います。
具体的には、ブランドの強みや独自性、消費者が感じる価値や期待感を明確にすることが目的です。調査方法としては、消費者アンケートやインタビュー、SNS分析、競合他社のブランド比較などが含まれます。ブランドが持つ現在のポジションを正確に理解することが、今後のブランドコミュニケーション戦略の基盤となります。
STEP 2. 目標値の設定
調査結果をもとに、ブランドコミュニケーションの目標を明確に設定します。ここでは、ブランドイメージの向上、認知度の拡大、顧客ロイヤルティの向上など、具体的な数値目標を設定することが重要です。
例えば、一定期間内にブランド認知度を10%向上させる、消費者満足度を高める、リピーターを増加させるなどの目標が考えられます。これにより、戦略がより焦点を絞ったものとなり、コミュニケーションの進捗を測定しやすくなります。
STEP 3. 現状分析
ブランドが現在直面している課題や状況を深く掘り下げて調査します。このステップでは、既存のマーケティング活動、競合の動向、市場のトレンド、消費者のニーズなどを分析し、どこに問題があるのか、どのように改善すべきかを明らかにします。
ブランドがどの領域で強化すべきか、または新たなチャンスがあるのかを特定します。現状のデータを把握することは、効果的な施策を立案するための重要な基礎となります。
STEP 4. 施策立案・実行
施策立案では、目標達成に向けた具体的なアクションプランを策定します。この段階では、ブランドメッセージ、ターゲット市場、使用するメディアやチャネル、キャンペーン内容などを決定します。例えば、広告キャンペーンやPR活動、SNSを活用した情報発信、イベントの実施などが含まれます。その後、計画を実行に移します。
実行段階では、計画通りに進めることが重要ですが、柔軟に対応し、必要に応じて戦略を調整することも求められます。
STEP 5. 効果検証
施策を実行した後は、その効果を検証します。目標に対してどの程度達成できたか、消費者の反応やブランドイメージの変化などを定量的・定性的に評価。
売上の増加、認知度の向上、SNSでのエンゲージメント率、顧客満足度の変化などを測定します。
► PACommunication(CP)のブランドコミュニケーション実績はこちらから
ブランドコミュニケーションの手法
続いては、ブランドコミュニケーションの手法を紹介します。
以下のツールを組み合わせることで、ブランドのメッセージを効果的に伝え、消費者との絆を深めることができます。
1. 広告
テレビ広告
幅広い視聴者にリーチでき、ブランドの認知度を高めるための強力な手段です。オンライン広告
SNS広告やディスプレイ広告など、ターゲットを絞った広告が可能で、データ解析を通じて効果を測定できます。新聞・雑誌広告
特定のターゲット層に対して、長期的にブランドメッセージを伝えることができます。
2. SNS(ソーシャルメディア)
SNSは消費者との双方向のコミュニケーションを可能にするツールです。ブランドの認知度向上や消費者との関係構築に効果的です。
また、ブランドのストーリーや商品・サービス情報をシェアし、ファンとの交流を深めることができます。
Instagram
X(旧Twitter)
YouTube
Tik Tok
Facebook
3. Webサイト
ブランドの情報を網羅的に提供し、消費者がブランドに関する詳細を確認できる場を提供します。
オンラインショップやブログ、ニュースレターなども活用できます。
4. メルマガ
定期的にブランドの最新情報、プロモーション、イベントなどを消費者に直接届ける手段です。パーソナライズされたメッセージを送ることで、顧客との関係を強化できます。
5. PR(パブリックリレーションズ)
メディアとの連携を通じてブランドの認知度を高め、信頼性を築くためのツールです。
プレスリリースやメディア対応、インフルエンサーとのコラボレーションなどが含まれます。
6. イベント・キャンペーン
企業が主催するイベントやプロモーション活動を通じて、ブランドの体験を提供し、消費者との関係を築くツールです。
ポップアップショップや展示会、参加型キャンペーンなどがあります。
7. インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーを活用してブランドのメッセージを拡散し、信頼感や親近感を高める方法です。
インフルエンサーのフォロワー層にブランドを自然に紹介することで、消費者との接点を増やします。
8. カスタマーサポート(顧客サービス)
顧客からの問い合わせや問題解決を通じて、ブランドの信頼性や顧客満足度を向上させるための重要なツールです。
電話、メール、チャットボットなどを活用して顧客と密接に関わります。
9. モバイルアプリ
ブランド専用のアプリを通じて、消費者に便利なサービスや特典を提供することができます。アプリ内通知やポイントプログラムなど、顧客とのエンゲージメントを強化する手段として有効です。
10. 口コミ・レビューサイト
顧客が自発的にブランドや商品の評価を共有する場として、口コミやレビューサイトを活用することができます。消費者の信頼を得るために重要な役割を果たします。
Googleレビュー
食べログ
Amazonレビュー
11. コンテンツマーケティング
ブランドに関連する有益なコンテンツを提供し、消費者との関係を築く手法です。ブログ記事、ホワイトペーパー、ケーススタディなどを通じて、ブランド価値や専門知識を伝えることができます。
12. パートナーシップ・コラボレーション
他のブランドや団体と提携し、共同でキャンペーンやプロモーションを行うことで、互いのブランド価値を高め、異なるターゲット層にアプローチする方法です。
PACommunicationのCPはこれらの手法を組み合わせてブランドコミュニケーションを手がけます。
ブランドコミュニケーションをご希望の担当者の方はPACommunicationのCPへお問い合わせください。
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ブランドコミュニケーションの成功事例
ここからは、ブランドコミュニケーションの成功事例を3つご紹介します。
1.マルマン|ノートブランド『utöka(ウトカ)』メディア向けランチ会
マルマンより新発売された『utöka(ウトカ)』は、デジタルとアナログを併用したワーク&ライフを取り入れている人に向けた新ノートブランドとして誕生しました。
今までマルマン社にはなかった新しいアプローチのブランドとなるため、会場となる店内に一部ディスプレイを施しコンセプトやイメージをわかりやすく表現した他、担当者より開発背景や商品特徴などの説明も直接行っていただくなど、新ブランドの認知を図る機会を設けました。
今回『utöka(ウトカ)』のコンセプト背景にあわせ、今まで交流のなかったファッションやライフスタイル系のメディアにお声掛けを行いランチ会へご招待しブランドコミュニケーションを構築しました。
マルマン|ノートブランド『utöka(ウトカ)』メディア向けランチ会をプロデュース
2.LebeL | ナチュラルケアシリーズ『Moii』のリブランディング発表会
理美容室専売の化粧品ブランド「LebeL(ルベル)」のナチュラルケアシリーズ「Moii」が「THE MOII」としてリブランディング発表会を開催。
イベントでは、五感で感じるクリエイトした会場で製品からインスピレーションを受けたお花と香りの展示、ブランド成分が入ったフード開発、会場を創り上げたクリエイター(ヘアスタイリスト/フードスタイリスト/フラワースタイリスト3名)によるトークセッションなどを実施することでブランドコミュニケーションを構築しました。
LebeL | ナチュラルケアシリーズ『Moii』のリブランディング発表会
3.プチバトー | 『ナチュラルボディケア』のローンチプロモーション
フランスの国民的ブランド「PETIT BATEAU(プチバトー)」より、日本初のナチュラルボディケアが登場。ベビーから⼤⼈まで、ファミリーで使える天然素材のフレグランスやオイル、クリームなど 5 種類のアイテムが発売されることを記念してメディア&インフルエンサー向けローンチイベントを開催。
また、ナチュラルボディケアラインの一つであるマッサージオイルを使用して、ベビーマッサージイベントをプチバトー代官山にて開催しました。
ena AMICE代表・日本チャイルドボディケア協会ベビーマッサージ講師の蛯原 英里さんをお招きし、約生後2~6ヶ月の赤ちゃんを対象にしたベビーマッサージのレクチャーを行うことでブランドコミュニケーションコミュニケーションを構築しました。