リニューアルサポート

ウェディング業界最大手であるアールイズウェディングは、2024年3月に「ザ・ギノザリゾート美らの教会・美らの森」を7年ぶりにリニューアルし、プロモーションを展開しました。このプロモーションの目的は、アールイズウェディングの新規フォロワーを増やし、沖縄リゾート婚への関心を高め、来店を促進することです。

PACommunicationのCPは、全体の戦略PRからクリエイティブ(ムービー、スチール、キャンペーンLP、SNS)の制作まで、包括的な施策を実行しました。

■業務範囲
・戦略PRプランニング
・クリエイティブディレクション
・タレントキャスティング
・クリエイティブスタッフブッキング
・沖縄撮影統括プロダクション(ムービー・スチール)
・キャンペーンLPディクション・制作(WF作成・デザイン制作・コーディング)
・SNS投稿プランニング・投稿案作成
・美らの森ディレクター熊谷隆志氏インタビュー

公開一週間で最高記録55.9万人達成

「時と共に美しく」をテーマにしたクリエイティブを展開し、感情を引き出しエンゲージメントを高めた結果、SNSリール投稿は公開一週間で最高記録の55.9万人に達しました(インフルエンサー2名とアールイズウェディングの3者によるリール共同投稿、インスタ広告なし)。新規フォロワーの流入も過去最高を記録しました。

来店促進に関しては、現在もアールイズウェディングでInstagramや広告、キャンペーン来店数などから集客の集計を行っています。

クリエイティブ戦略は「”嘘がない今を切り取る”こと。」

今回のクリエイティブディレクションの中心テーマは、結婚雑誌でよく見られるモデルの結婚式風の過剰にハッピーなポーズや作られた空気感に違和感を感じさせないことでした。

実際に結婚式を経験した齊山を含むチームは、ウェディング関係の広告やクリエイティブに対して違和感を抱いていました。そのため、過剰に作られたハッピーなポーズや空気感を排除し、リアルさを追求するために、本当に夫婦となった二人をキャスティングすることにしました。

そこで、今年入籍したばかりの横田ひかるさんとRoseさんを起用しました。結婚に至るまでのプロセス全てが奇跡であり、結婚式は最高に幸せな瞬間ですが、二人にとっては式への緊張感や未来への責任感など、結婚そのものに対するプレッシャーも感じられる場面です。こうした様々な感情が混ざり合うことで、素晴らしいキャストによるリアルな表現が実現できたと考えています。

ムービー

ドキュメンタリー風のムービーを女性監督で撮影することを考え、二人には過去、現在、未来を通して相手に伝えたいことを手紙に書いてもらいました。手紙の内容は当日までお互いに秘密にし、本番で読み合うという演出を行いました。一発撮りで手紙を読み合うシーンは、その場にいた全員が涙するほど感動的でした。このリアルな雰囲気と空気感をクリエイティブにも忠実に反映させました。

スチール

現代では、結婚式の規模や形は多様であり、その理由も様々です。その中で、若い世代は特に写真にこだわりを持って撮影しています。彼らのような写真を撮りたいと思わせる、感情豊かで自然体なカットを撮影しました。

SNS

SNS上での拡散や新規フォロワーの流入を促進するために、投稿の順番や見せ方、手法について試行錯誤を重ねました。ひかるさん、Roseさん、アールイズウェディングの3者による共同投稿や、公開に向けたティザー投稿を行うことで、結果的に「もっと読みたい」「もっと知りたい」という心理を引き出し、数値的にも良い結果を得ることができました。

キャンペーンLP

LPでは、来店予約ボタンをコンバージョンポイントに設定しました。ブランド目線の一方的な情報発信ではなく、ユーザー目線での構成、写真、動線を作り、LPにもエモーショナルな要素を取り入れました。確かに、LPのPV数を増やし、来店予約や成約を伸ばす点では苦戦しましたが、これは今後の課題といえるでしょう。

最後に

結婚式はゴールではなく、彼らのストーリーはこれからも続いていくことをクリエイティブで表現しています。大切な人と共に旅をし、忘れられない結婚式を挙げること。沖縄の海や風、自然が最高に美しく彩り、この映像を見た人が「沖縄でのリゾート婚も素敵だな」と感じ、選択肢の一つにしてくれると嬉しいです。


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