マーケティングコミュニケーションとは?

マーケティングコミュニケーションとは、企業と顧客が相互にやり取りしながら進める販売促進や広報活動です。
従来のマーケティングは企業から顧客への一方通行の情報伝達が一般的でしたが、インターネットやSNSの普及により顧客が主体的に情報を発信し、そのフィードバックが企業に届く形が増えており、顧客と企業の間での双方向のコミュニケーションが活発に行われるようになりました。
企業は顧客の立場に立って、価値観を理解・共感することが必要とされ、マーケティングコミュニケーションのあり方を再考することがますます重要になっています。

PACommunicationのCPでは、マーケティングコミュニケーションによるPRやブランディングを行っています。
お気軽にお問い合わせください。

マーケティングコミュニケーションが重視される理由

なぜマーケティングコミュニケーションが重視されるのか。理由は大きく分けて3つあります。

1. 自社商品の特徴を知ってもらいたい
2. 潜在顧客の購買意欲を引き出したい
3. 既存顧客とのコミュニケーションを活発にしたい

それぞれ詳しく説明していきます。

1. 自社商品の特徴を知ってもらいたい

売上を伸ばすためには、まず自社商品の特徴を知ってもらわなければなりません。
ユーザー自身のニーズが明確に決まっている顕在層へのアプローチはもちろん重要ですが、まだニーズに気づいていない潜在的な顧客層へも自社商品の魅力を伝え、その価値を認識してもらうことが重要です。
商品の独自性や利点を深く理解してもらい、長期的に記憶に残るようなマーケティングコミュニケーションが必要とされています。

2. 潜在顧客の購買意欲を引き出したい

資料請求やお問い合わせを通じて興味を示した見込み顧客に対し、段階的にアプローチすることで購買意欲を高め、最終的な購入決定を促します。
見込み顧客が商品やサービスを知った後、直ちに購入に至るわけではなく、他の製品との比較や検討を行います。この比較検討期間中に、自社製品が忘れ去られないように適切なタイミングでコミュニケーションを継続することが重要です。
また、見込み顧客との持続的な関係を築き上げ、彼らのロイヤリティを確保することも、効果的なコミュニケーションマーケティングの重要な役割の一つです。

3. 既存顧客とのコミュニケーションを活発にしたい

売上を向上させるためには、顧客単価を高めるだけではなく、販売回数や販売量を増加させることが重要です。
顧客一人当たりから生涯にわたって得られる利益を最大化するには、顧客との取引を継続的に行うことが必要です。これを実現するためには、定期的に既存顧客とのコミュニケーションを保ち、信頼関係を築くことが求められます。
良好な顧客関係が構築されると、クロスセル(他の商品の購入促進)やアップセル(より高価格帯の商品への移行促進)の機会も生まれます。これらの効果が期待できるため、コミュニケーションを重視したマーケティング戦略が重要視されています。

PACommunicationのCPでは、マーケティングコミュニケーションによるPRやクリエイティブなど総合的なブランディングを行っています。
お気軽にお問い合わせください。

マーケティングコミュニケーションの具体的な手法

マーケティングコミュニケーションの具体的な手法はいくつかあります。

1. イベント・展示会
2. PR・広報
3. デジタル・インターネット施策
4. 広告
5. ダイレクトマーケティング
6. インサイドセールス

これらの手法を掛け合わせた戦略を「マーケティングコミュニケーションデザイン」と言います。
それぞれのマーケティングコミュニケーション手法について解説していきます。

1. イベント・展示会

イベントや展示会、発表会、セミナー、講演会など実際の会場で行われる施策には、製品を直接見て触れる機会を提供するというメリットがあります。
来場者に具体的な体験を提供でき、広範囲なターゲットにアプローチするだけでなく特定のイベントを限定的に開催し、詳細なヒアリングを行うことも効果的です。

2. PR・広報

PR・広報活動は、業界誌・ビジネス誌・新聞・テレビなどのメディアを通じて自社の活動を広く知らせることができます。
また、市場が急速に成長している状況では、情報発信によって広範な反響が期待できます。受け取った反響に対して一つひとつ丁寧に対応することで、ステークホルダーとの関係を深めていくことも可能です。

3. デジタル・インターネット施策

現在、Web広告・メールマガジン・SNS・プレスリリースといったデジタル・インターネットを利用したコミュニケーション手段が主流となっています。
従来はテレビ、新聞、雑誌などのマスメディアが広告の主舞台でしたが、近年ではターゲットを細かく絞り込んで映像・音声・テキストなど多様なフォーマットを用いるWeb広告が増えています。
デジタル・インターネット施策はマス広告に比べてコストを低く抑えつつ、顧客の反応を具体的なデータとして捉えることができるため効果的です。
また、SNSを通じて顧客と直接交流しコミュニティを形成することも可能です。

4. 広告

広告とは、テレビや屋外広告といった「オフライン手段」と「インターネットやSNSを使ったオンライン広告」に分けられます。広告は潜在的な顧客からすでに興味を持っている顧客まで、多様な層に対して商品の魅力を訴求し、商品について知ってもらうことができます。
効果的な広告運用を行うためには、クロスメディア戦略が不可欠です。この戦略は、異なるメディアの広告を組み合わせて、販売促進を総合的に推進するアプローチです。たとえば、リスティング広告で顕在顧客を引きつけた後、リターゲティング広告を使って見逃した顧客を再び取り込むといった方法が挙げられます。

5. ダイレクトマーケティング

ダイレクトマーケティングは、メールやチャットを通じて個別に対象者とコミュニケーションを行い、良好な関係を築くマーケティング戦略です。
ターゲットを明確に定め、一対一でのコミュニケーションが可能なため、相手の具体的な悩みに応じた解決策を提案することが有効です。特に既存顧客との関係強化において高い効果を発揮します。

6. インサイドセールス

インサイドセールスとは、顧客訪問を行わずに電話やメールを利用してセールス活動を展開する方法です。
見込み顧客との継続的な良好なコミュニケーションを維持することが可能で、BtoB企業にとって継続的な関係を維持するための効果的な戦略とされています。

PACommunicationのCPは、上記手法を掛け合わせた戦略(マーケティングコミュニケーションデザイン)を数多く提案しています。

マーケティングコミュニケーションの成功事例

ここからは戦略的PR事業を展開するPACommunicationのCPがマーケティングコミュニケーションをデザインした成功事例をご紹介します!

事例①:Vibram Japan

■課題
・アウトドア領域だけでなくライフスタイル領域での認知を獲得したい
・BtoBtoCビジネスのためコミュニケーションのすみ分けが難しい
・WebもSNSもイタリア本国管轄のため日本独自の発信が難しい
上記課題を解決するべく、オウンドメディアを軸としたSNS・PR・イベント・販促へのコミュニケーションデザインを提案しました。

■施策詳細
「ヴィブラムジャパン」初となるメディア向け体験会をサポート
「ヴィブラムジャパン」ブランド初となるPOP-UPイベントを開催

事例②:タカラベルモント「SEE/SAW」

■課題
・2023年のリブランディングをきっかけに再認知を図りたい
・サロン専売のため、toB・toCの両者に響く施策を行いたい
・SNS上での盛り上がりを見せていきたい
上記課題を解決するべく、コミュニケーションストーリーの設計・PR・イベント・Webコンテンツ制作といった各施策を掛け合わせたコミュニケーションデザインを提案しました。

■施策詳細
タカラベルモント「SEE/SAW」のリブランディング発表会を開催
タカラベルモント|SEE/SAWのWEBコンテンツ制作の支援
タカラベルモント「SEE/SAW」サロンスタイリスト向けのスペシャルイベントを開催
タカラベルモントの「LebeL(ルベル)」が展開するヘアコスメプロダクトシリーズ「SEE/SAW」のWEBコンテンツ制作とSNSキャンペーンの支援

事例③:マルマン

■課題
・創業100周年を声、中期的な企業ミッションを軸に情報整理をしたい
・デジタル化に対して「紙」の存在意義を改めて訴求したい
・商品切り口以外の露出を強化したい
上記課題を解決するべく、企業・ブランドの理念をストーリー化&産学連携の取り組みをプロデュースしました。

■施策詳細
老舗文具メーカー「マルマン」、新ノートブランド『utöka(ウトカ)』の発売を記念したメディア向けランチ会をプロデュース
マルマン_コミュニケーション分脈を網羅するファクトブックを制作

事例④:ウエラジャパン / COLOR STUDIO

■課題
・新ブランド「COLOR STUDIO」を認知させたい(掲載獲得)
・3 STEPという新しい魅せ方をアピールしたい
上記課題を解決するべく、WELLAのブランドコミュニケーションと新製品の機能性訴求を両立したPR活動を行いました。

■施策詳細
サロン生まれのヘアカラーブランド、WELLA(ウエラ)からおしゃれ染めヘアカラー「COLOR STUDIO」が発売。ローンチメディア発表会を開催

この他にもPACommunicationのCPでは様々なコミュニケーションデザインの取り組みを行っています。
ライフスタイル分野におけるブランディング戦略の立案、コンテンツ/クリエイティブ開発、デジタルマーケティング、イベント、PRやSNSの企画・実施・運用・分析まで総合的なプロデュースを行っていますのでお困りの方はぜひお問い合わせください。