メタタグとは

メタタグとは、HTML文書の<head>セクション内に記述される、そのウェブページに関する「メタデータ(付加情報)」を定義するためのタグ群の総称です。
ユーザーがウェブページ上で直接目にするコンテンツではありませんが、検索エンジンやブラウザ、SNSなどの外部サービスに対して、そのページの情報を正確に伝えるための重要な役割を担っています。具体的には、以下のような情報を定義することができます。
ページのタイトル:検索結果に表示される見出しやブラウザのタブに表示されるテキスト
ページの説明:検索結果に表示されるスニペット(短い説明文)
文字コード:ウェブページが使用している文字エンコーディング
ビューポート:モバイルデバイスでの表示サイズや拡大縮小の制御
ロボットへの指示:検索エンジンのクローラーに対して、ページのインデックス登録やリンクのフォローを許可するかどうか
これらの情報は、検索エンジンがウェブページの内容を理解し、適切に評価するために不可欠です。また、ユーザーが検索結果を見た際に、そのページがどのような内容であるかを判断し、クリックするかどうかを決定する上でも重要な判断材料となります。
なぜメタタグはSEOに重要なのか?

「メタタグはSEOに直接的なランキング要因ではない」という話を耳にしたことがあるかもしれません。確かに、キーワードを詰め込んだだけのメタキーワードタグがスパムとみなされ、その重要性が低下した歴史はあります。しかし、現代のSEOにおいて、メタタグが依然として非常に重要な役割を担っていることは間違いありません。その理由は以下の通りです。
①検索エンジンへの正確な情報伝達
メタタグは、検索エンジンにウェブページの内容を理解させるための最も直接的な手段の一つです。特にタイトルタグやディスクリプションタグは、検索エンジンがページをクロールし、その内容を正確に把握するための手助けとなります。適切に記述されたメタタグは、検索エンジンがあなたのページをより関連性の高いクエリに対して表示する可能性を高めます。
②クリック率(CTR)の向上
検索結果に表示されるタイトルやディスクリプションは、ユーザーがクリックするかどうかを決定する上で非常に大きな影響を与えます。魅力的で、かつ内容を的確に表すメタタグは、ユーザーの興味を引き、クリック率の向上に繋がります。クリック率が高いページは、検索エンジンからユーザーにとって有益な情報を提供していると判断され、間接的にランキングに良い影響を与える可能性があります。
③ソーシャルメディアでの表示最適化
Open GraphプロトコルやTwitter Cardsといった特定のメタタグは、ソーシャルメディア上でウェブページがシェアされた際に、どのように表示されるかを制御します。魅力的な画像やタイトル、説明文を設定することで、ソーシャルメディアからの流入を増やすことができます。
④ユーザーエクスペリエンスの向上
例えば、ビューポート設定が適切に行われていないと、モバイルデバイスでウェブサイトが見づらく、ユーザーエクスペリエンスが低下します。これは間接的に直帰率の増加や滞在時間の短縮に繋がり、SEOに悪影響を及ぼす可能性があります。
PA CommunicationのCPはSEO対策のみならず、KOLコンテンツやデジタルマーケティングの実績が数多くあります。気になる方はお気軽にご相談ください。
主要なメタタグの種類

ここでは、特にSEOにおいて重要となる主要なメタタグについて、その役割と最適化のポイントを詳しく見ていきましょう。
タイトルタグ(<title>タグ)
検索結果ページでリンクのタイトルとして表示されます。
タイトルタグは、ウェブページのタイトルを定義するメタタグであり、SEOにおいて最も重要な要素の一つです。
ブラウザのタブやウィンドウのタイトルバーに表示されます。また、ブックマークされた際のタイトルとして使われます。
検索結果に表示されるタイトルの文字数には限りがあります(PCで約30~35文字、モバイルで約35~40文字程度)。これを超えると途中で省略されてしまうため、重要なキーワードは前半に配置し、ユーザーがクリックしたくなるような魅力的なタイトルを心がけましょう。
メタディスクリプションタグ(<meta name="description" content="...">)
メタディスクリプションタグは、ウェブページの短い要約文を定義するメタタグです。検索結果のスニペットとして表示されることがありますが、Googleが必ずしもこの記述を使用するとは限りません。
また、ソーシャルメディアで共有された際の説明文として利用されることもあります。
検索結果に表示されるディスクリプションの文字数には限りがあります。パソコンで約120~160文字、モバイルで約50~80文字程度表示されます。重要な情報は前半に配置し、省略されても内容がある程度伝わるように工夫しましょう。
メタロボットタグ(<meta name="robots" content="...">)
メタロボットタグは、検索エンジンのクローラーに対して、そのページをどのように扱うべきかを指示するメタタグです。
index / noindex:そのページを検索エンジンのインデックスに登録するかどうかを指示します。noindexを指定すると、検索結果には表示されなくなります。
follow / nofollow:そのページ内のリンクをクローラーがたどるべきかどうかを指示します。nofollowを指定すると、リンク先のページへのSEO評価の受け渡し(リンクジュース)を停止します。
noarchive:検索結果にキャッシュされたリンクを表示させないように指示します。
nosnippet:検索結果にスニペットや動画プレビューを表示させないように指示します。
検索結果に表示させたくないページはnoindexを使用しましょう。例えば、サンクスページ、テストページ、重複コンテンツとみなされる可能性があるページなどに適用します。
外部サイトへのリンクでSEO評価を渡したくない場合はnofollowを使用します。特に広告リンクや信頼性の低いサイトへのリンクに適用します。
メタビューポートタグ(<meta name="viewport" content="...">)
メタビューポートタグは、主にモバイルデバイスでのウェブページの表示を最適化するために使用されます。
モバイルデバイスの画面幅に合わせてコンテンツの表示幅を調整します。また、初期のズームレベルや、ユーザーによるズームの可否などを制御します。
メタ文字コードタグ(<meta charset="...">)
メタ文字コードタグは、ウェブページが使用している文字エンコーディングを指定します。
ブラウザがウェブページを正しく表示するために、どの文字コードを使用すれば良いかを指示します。
現在では、ほぼすべてのウェブサイトでUTF-8が推奨されています。これは多言語に対応しており、互換性が高いためです。
これらのタグを適切に設定することで、ウェブサイトのSEOパフォーマンスを多角的に向上させることができます。
SEO施策の成功事例

最後に、PA CommunicationのCPで成功したSEO対策と広告運用の事例をご紹介します。
この他にも事例が気になる方はこちらからご覧ください。
①MONOQU

スタイリング剤ブランド「MONOQU」のブランディング戦略から制作・運用までトータルソリューション施策を行いました。
「MONOQU」サイトの設計では、ブランドの世界観はもちろん、SEO対策としてmetaタグの設計やキーワードの選定などを提案しました。
▶MONOQU | ブランディング戦略から制作・運用までのトータルソリューション施策
②Vibram Japan

SEO対策として、Vibram Japanが展開する「Vibram-ism | ヴィブラム イズム」のリソール記事を複数リライトしました。
PA CommunicationのCPでは、サイトコンテンツ運用、ライティング、ディレクション、公開作業まで一貫して担当。SEO対策を行った記事が検索エンジン上位に表示されるようになりました。
③LUMIURGLAS

戦略立案・企画・制作・運用・キャスティング全てを担当したLUMIURGLAS(ルミアグラス)の特設サイト「Hello! MAKE New Me」を公開しました。
PA CommunicationのCPでは、デジタル戦略(コンテンツ制作、LP制作、SEO)やSNSマーケティング、SNS広告、インフルエンサーマーケティング(インフルエンサー選定)、PR(プレスリリース/ニュースレター作成・配信)を担当しました。
▶ スキルレスライナー「LUMIURGLAS」のオウンドコンテンツを公開いたしました